新年会

新年会_f0166114_10502434.jpgやっと一人になる時間がもてたので、記事を更新することにした。年末の買い出しや料理、娘の帰省や掃除などで、気が付くと「休日疲れ」が身体のあちこちに残っている。息子は明日から学校が始まるし、私も今日の午後が仕事始め。新年という大きな船に乗りながら、まだ港にその船をつないだままだが、そろそろ航海に出発しなくてはいけない。食べ過ぎて、やや船体が重すぎるのが困った問題だが。

お正月の楽しかったイベントと言えば、2日に友人の葡萄酒夫人さん宅に家族揃ってお呼ばれしたこと。料理が得意な葡萄酒夫人さんは、美味しいおせち料理を美しく盛り付けて歓待してくれた。作った料理を大きな鉢に入れてドン、と出す私とは違って、テーブルセッティングにも細やかな工夫が凝らされている。お食事会は舌で味わう前に目で楽しむことで、更にその雰囲気が華やかになることを再確認した。この日は冷えたシャンパンで乾杯し、昼の12時過ぎから夜の9時半まで、宴は続いた。おせちの他にいただいたのは、茹で卵入りミートローフ、手作りチャーシュー、ローストビーフ(このソースがまた絶品)、あわび入りリゾット等々。こうして歓待してくれる友人の存在は何と有難いことか。家族揃って心を温かいもので一杯に満たされながら、帰路に着いた。

ただ、この宴会にはおまけが付いている。シャンペンとワインですっかり酔っぱらった私が、間違って葡萄酒夫人のお嬢さん(カクテルちゃん)のブーツを履いて帰ってしまったこと。似たようなブーツがあることは分かっていたが、それでも間違うとはどういうことだろう。皆が不思議に思ったのは、「履いた時に気が付かなかったのか?」という単純な疑問である。そういえば、父が宴会で居酒屋に行く時は、絶対に高価な靴を履いていかない、と言っていた記憶がある。泥酔して、間違って人の靴を履いて帰る人が必ずいるらしい。と言うことは私もその泥酔オヤジの仲間入りをしたらしい。
カクテルちゃんのブーツは翌日送り返したが、私のブーツはもう一度飲むための理由として、葡萄酒さんの家で人質になっている。
by bake-cat | 2010-01-07 11:48 | 美味しい話

ばけねこです. 美しい自然に囲まれた小さな町で細々と音楽活動をしています


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